2014/02/25
大切な友人


我が家には柴犬くんがいます。一昨年の８月にうちに来ました。彼が来る少し前にもうひとりの柴犬くんがいましたが、急死したのでした。

今の柴犬くんは生まれてから1年7ヶ月になりますのでそろそろ大人になってくる頃だろうと思いますが子犬の頃とあまり変わらずにヤンチャなイナズラ犬です。

その仕草や表情は可愛らしいのですが、やっぱり前の子が忘れられません。共に暮らした年月の差もあるでしょうが、もともとの気質といいますか、個性がちがうからです。
前の子は臆病な所もありましたが、今思えば『我関せず』的な態度でどっしりと構えるタイプだったのかもしれません。
サロンへ時々やって来ては吠えるでもなくイタズラするわけでもなく、ただじっと座ってお客様と私の様子を眺めていました。
絶対に仕事の邪魔はしない、という信頼がありました。

時には私の息子であり、時にはお兄ちゃんであり、何よりも大切な友人だったと思います。
彼ほど、いとおしい存在はいませんでしたから。
初めてその存在に、存在してくれていることに感謝したいと思ったくらいです。何の見返りも求めず、ただ単に『いてくれてありがとう』だったのです。だから、今でも時々彼の最期の日を思いだしては、彼の愛くるしい写真を見ては泣いてしまうこともあります。
ずっとずっと忘れることのできない、唯一無二の存在です。

私はある一冊の本がとてもお気に入りです。それを読むと犬の気持ちがわかるし、納得できます。
その本を読みながら大切な友人を思い出しこう言います。

ゴンちゃん、また会おうね



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